2020年7月13日月曜日

NOMEANSNO 2nd album 「Sex Mad」(1986) 全曲和訳

1, Sex Mad / 色情狂

君をもっと手に入れなきゃ
つかんで、触らなきゃ
君の体の曲線を感じなきゃ
すべての神経を奮い立たせなきゃ
喜びが欲しいんだ、痛みが欲しいんだ
脳みそを支配したいんだ
俺は色情狂になっていく

君の新鮮な肉体を抱きたいんだ
君の胸、吐息
掴んで離さないその骨に埋もれたいからさ
俺は失ったかもしれないが独りじゃないぜ
俺は入ったきり
俺は入ったきり
色情狂になっていく

動くものに目を見張って
選りすぐりに目を通す
誰かが欲しいってわけじゃないぜ
ただみんなが欲しいんだ
俺が手に取るためのものじゃないってのは
知ってるさ
心が壊れていくのを感じるぜ
俺は色情狂になっていく

自制は上々
自分の心に何があるのかを考える
だけど痛がるのも恨むのもしたくないぜ
ただ単純に交尾しなきゃ
見るごとに、欲するごとに
見るごとに、欲するごとに
俺は
色情狂になっていく


2, Dad /

僕は家に帰った
とても寂しい
遅れてしまった、これは僕のミス
自分の部屋に行って、暗闇の中で座る
僕が駄目だったんだ、彼はおかしくなった
居間から彼が降りてくるのが聞こえる
逃げ場なんてない、どこにもない
僕のとこにくるんだ、僕のミスだ
彼はドアを開ける
瞳は憎しみでいっぱい

父さんやめて!ぼくはほっといて!やめて父さん!父さん、どっかいって!
父さんやめて!ぼくはほっといて!やめてくれ父さん!
なんてことだ、いやだ!いやだ!

母さんが駆け込んできて、言った「おねがい、彼を傷つけないで」
父さんは彼女を蹴って、はたいて、言った
「黙れあばずれ!黙れあばずれ!
殺してやる!殺してやる!うるさい、殺してやる!」

父さんは母さんのほほを殴り続ける
そこらじゅう血まみれ
僕が言う「おねがい、おねがい父さん!僕のミスなんだ!
僕が悪いんだ!僕が悪いんだ!
母さんをいじめないで!いじめないでよ父さん!」

父さんやめて!母さんはほっといて!やめて父さん!父さん、母さんはどっかにやってくれ!
父さんやめて!母さんはほっといてくれよ!
なんてことだ、いやだ!いやだ!

彼は僕の妹の部屋に入ると鍵をかけて
「俺はお前が憎い、だがそれ以上に愛している」
彼女の鳴き声が聞こえて、目の前が真っ暗になる
彼女の叫び声が聞こえる、僕は叫ばなければ

父さんやめて!彼女はほっといて!やめて父さん!父さん、彼女はどっかにやってくれ!
父さんやめて!彼女はほっといてくれよ!
なんてことだ、いやだ!いやだ!

僕は家を出ようかと真剣に考えている


4, No Fgnuikc / ファック無し

目の前みんなちんことまんこ
押し合いと豚の鳴き声
こんなもん好きじゃない


5, Love Thang / 恋のモノ

君は楽しんで、喜ばないとね
君が病んでるってのを聞いたよ、彼はとても心配しているはずさ
これが本当の愛のすべてさ、ひもじいね
ヴァレンタインはもってけ、ピストルももってけ

みんな知ってる
彼が恋のモノを持っていたって
そして彼は何かを君にもたらし
彼のためのモノを持つ

ロマンスの機会は200万に一度
君は自分の本分を裏切る
それは愛しきウエディングだった
君が彼にしたことを彼が許しているのは承知済みだよ
彼にはがきを送れ、二回ぐらいはデートに行けるってね

知ってるさ、僕も一度恋をした
恋のモノを持っていたさ
そして彼は何かを君にもたらし
彼のためのモノを持つ

そしたら君は何をするつもりだい
へまをするつもりかい?迂闊なことはするなよ
何をするんだい?
そんなかの一つの本に君自身を追いやれよ
「何が起きても?」
君を愛してる

驚くなよ
彼がやつを殺そうとしてるってことだ
みんなが互いに何を感じているかってのの
ただの延長さ
俺たちの人生の一部のな


6, Dead Bob / 死んだボブ

ネズミのように静かで
子羊のように上品で
ハマグリのように幸せ
ドアノブのように...死んでいる

バラは赤くて
スミレは青い
自分で首を吊るよ
くそやろう

死んだボブ

コートのボタンをとれよ
空が灰色の時は
首周りにロープをかけて
そんで椅子を蹴るんだ
父は空のもの
母は地のもの
そして俺は馬鹿で卑屈で
無知でくそなまぬけ野郎

死んだボブ

みんなとってもマジメ
完璧にひどいくらい
肉屋のナイフをつかんで
おれは君をジューシーなスライスに切ろうとしてるよ
メリーは子羊を持ってて
いくらかの子牛の肉も
彼女は喉に指を差し込んで
噴き出した
何もかも

少し書置きを残そう
結ばれたロープから吊られる
僕の考えなしは許してよ
台無しになったのは謝るから

君は今幸せかい?


7, Self Pity / 自己憐憫

誰も僕を愛してなんかない、僕のように
誰も僕を愛してなんかない、僕のように

自己憐憫

何もできやしないさ、僕に何ができるっていうんだ?
何もできやしないさ、僕に何ができるんだ?

自己憐憫

自分に触れてみる、けどそれは僕にはうんざりしてる
自分に触れてみる、けどそれは僕にはうんざりしてる

自己憐憫

僕は遅くまで寝て、授業はサボる
授業はサボって、遅くまで寝ている

自己憐憫

僕を助けようとしてよ、僕は君を助けないけど
助けようとしてよ、君は助けないけど

自己憐憫

来いよ
薬をくれよ
薬を
俺の薬をくれよ

自己憐憫、自己愛、自己—


8, Long Days / 長い日々

僕は日々を育てていく
長く育てて
短く育てて
全部無駄にした
長い日々...
全部無駄にした

時間を数え
分数を数え
あの穴ぼこを見てみる
何が入ってるか見える?
長い日々...
全部無駄にした

僕のはるか後ろの
引き伸ばされたのを見てみなよ
僕に隠れた
屈んだのを見てみなよ
自分の近くを
通り過ぎていくのを見てみなよ
自分の外側に
引き伸ばされたのを見てみなよ
長い日々...
全部無駄にした


9, Metronome / メトロノーム

操ろうとしてるやつを壊したいんだ
なんのルールもなく人生を生きたい
微笑んでくるその唇をぶん殴りたいんだ
自由になるまで切り刻んでいたい

メトロノーム

深きに失われた場所に触れてみたいんだ
その隠れた醜い顔を見てみたいんだ
そのものの終わりに達してみたいんだ
全てが剥かれるまで表面を剥きたいんだ

自分の皮から飛び出して自由になりたい
自分のつまらない物事はぶっ殺したいんだ
笑ってくすくすしたい、叫びたい
この人生を壊す夢から起きだしたいんだ
川の中で、裸で体を洗いたい
この人間機械を解放したいんだ
唾を吐いて突っ伏したい
くそがしたいんだ
お前が「なにこれ?なにこれ?」ってなるようにしたい

お前は知っているよな
俺が考えていることを
人々にこの不変のビートを魅了させることを
確かなのは
これがどこにあるか、どこにあるかってことさ
たちまちのうちに
なんの変化もないのは必然のこと
なにがあって、誰なのかを知っているという
安心と安全
お前はビートを聞く
あのビートを聞く
それは君を痛めつける
君はビートを聞く
君はビートを聞く
それは君を痛めつける
君を痛めつける


10, Revenge / 復讐

君は自分の翼を広げて、飛ぶことを覚える
君は挑戦して、挑戦して、成功する
そんなんじゃ、だめだ、だめだ、とてもだめなんだ
俺は生きているよ
だめだ、とてもだめなんだ
目を開け、復讐、目を開くんだ
復讐、開け放すんだ

君は一度彼らに嘘をついた
君は彼らに二度嘘をついた
彼らは君をいいやつだと考えてるけど
君はただ賢いだけ
いけない、いけない、それはいけない
友よ、いけない、いけないんだ
これで終わり、復讐、死ね、君は死ね
復讐

なんでか知りたい?なんでか知りたい?
死ぬの?死ぬの?なんでだか知りたい?
なんでだか知りたいの?死ね!死ね!
そいつはだめだ、だめだ、とってもだめだ
俺は健在だ
そいつはだめだ、とてもだめだ
俺は生き残り
バンドは古くてグッドなロックを演奏する

俺がこの広い世界で一番欲しいものは
俺と付き合ってくれる女の子、女の子ってだけだ
俺の心を失ってからも付き合ってくれる
心を失っても、彼女はこの広い世界で一番の女の子
復讐、死ね!死ね!お前は死ね!

復讐


11, No Fkuicgn / ファック無し

目の前みんなちんことまんこ
押し合いと豚の鳴き声
こんなのもの好きじゃない


12, Hunt The She Beast / 野獣な彼女を狩れ

お前なんか笑ってやるよ、勇ましくなろうとしろよ
神よ、なんと奇妙なお姿
涎を垂らす顎どもは、俺の夢の景色
俺はとても強くて、とても怖がっている
下手くそ、起き上がれ、下手くそ、立ち上がれよ
槍と、剣と楯とともに
槍と、剣と楯とともに

野獣な彼女を狩るんだ
母熊がいる、気をつけろ
野獣な彼女を狩るんだ

一緒にやったんだ、だってくそみたいに寒いから
そして、みんな答えは星には無いって知っていたんだ
それとも土の中に、それは血の中に
血が海めがけて流れ落ちる中で
血が海めがけて流れ落ちる中で
太陽と、海をめがけて流れ落ちる中で

野獣な彼女を狩るんだ
彼女は熊、彼女は憤怒を産んだ
野獣な彼女を狩るんだ

俺は今なんでも所有していて、全ての答えを持っている
王国がやってくる
前にいる俺の父と、後からきた息子のように
そして、それは俺にもたらされた力
脳髄と力と恐怖
お前の操ってきた恐怖
お前は女を下にしてきた
何かがあるからだ
お前の操ってきた恐怖
あの穴の下には何かがある

野獣な彼女を狩れ

そして、もうなにも殺すものはない
お前は自分の目標に世界を曲げる
お前がその力強い手を伸ばしたとき
そこには不毛の砂漠だけがあった
お前は走る、走る、走る
けど、その自分が走り去ったものをお前は許している
お前は空虚に飛び立ち
残った全てのものは死だ
今はみんな終末の預言者なんて必要としていない
未来ある予言者が必要なんだ
お前のその残酷な神話に嫉妬する
記号論に影響されたお前の恐怖
母なる夜の輪になった腕が
お前の小さな火明りを揺らす
捜しまわる現在から
彼女は—俺には何が見える?
一つの
単純な
人間

野獣な彼女を狩るんだ
彼女は熊、彼女は未来を産んだ
野獣な彼女を狩るんだ

13, Body Bag / 死体袋

目は魂の窓だって言ってるけど
僕はその小さな暗い穴ぼこを愛しているんだ
君の死体袋のなかのね
君のちいさなペニス、彼はかわいいね
それにその乳房、乳房
死体袋の中の

誰も知らないし誰も知りたくない

ウィリーは肉に潜る準備ができて
彼がごみを残してるって誰かが言ってる
死体袋の中に
みんながキスすると
僕の目は閉じる
唇はふっくら
僕は鼻から息をする
死体袋の中でね

誰も知らないし誰も知りたくない

泥の中で子供達が遊ぶのを見てみろ
顔のふくらみの鋳型と
死体袋からの血
全てが肉体を賛美する
愛のにおい、死のにおいを
死体袋からの

子宮なのか、墓なのか?

水嚢、それは静かで温かい
複雑な形状が形を成し始める
大理石の石板の上で、お前は病床につく
全ての色が基本の黒に落ち込む
君の死体袋の中の

全てが肉体を賛美する

little willie…イギリスでマークI戦車の試作車として開発された車輛であり、歴史上最初に試作完成された戦車である。


14, Stop It / 止めろ

もうだめだ、もはや、もうだめだ、言ってるだろ
君はする、俺はしない
君はやるだろう、俺はやらないだろう
止めろ!

全てだ、終わりだ
全てが行き
全てが費やされた
十分、もはや
進むの?なんのために?
止めろ!

もはや、無駄
明るい弁明はない
君はする、俺はしない
君はやるだろう、俺はやらないだろう
止めろ!

いやだ!もっと!そら!いま!
止めろ!

15,Some Bodies / 肉体

俺はいくらかの肉体が好きだ
俺はいくらかの肉体が嫌いだ
俺の知っているいくらかの肉体となら
どちらにも行ける
俺は誰かを持っていることがいろんな意味で好きだ
俺は彼らの動くさまを、息をする様を見てきた
そして自分の肉体ができる全てのことも
だって俺は肉体だから、肉体が欲しいのさ
君みたいな人とか、君とかね

筋肉をくれよ、骨をくれよ
心をくれよ、魂をくれよ
血をくれよ、肉をくれよ
そんで、残りをくれよ
そうさ、残りもくれよ
残りも全部くれよ

誰かが俺を恐れる
「君が肉体を手に入れたら、全てを得てしまうじゃないか」
もう一人も恐れる
「君が肉体を手に入れたら、なんでも手に入ってしまう」
「だって肉体を手に入れたら、君はいいものが手に入るけど
 君がなにか手に入れても、そんなの何もいいもんじゃないさ」

だけど俺だから大丈夫さ、俺はただ肉体が欲しい
俺に触れる誰か
体に触れろ
俺が触れられる誰か
お前の体に触りたい
そのあとは誰が来れるの?
たくさんのスタイルがあって、たくさんの選択がある
俺は道で捜し回るんだ、選ぶんだ
肉体収集者になれるんだ

肉体!いくらかの肉体!
肉体、嫌いだ、肉体、愛してる

誰かをくれよ、誰もしてくれないよ
誰かが必要なんだ、君みたいな

何も間違ったことはしてないぜ
感じたいだけなんだ
感じたいだけなんだ
感じるのが必要なんだ
俺に感じさせてくれないか?

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