2020年7月26日日曜日

NOMEANSNO 4th album 「Wrong」(1989) 全曲和訳

1, Its Catching up / 追いつかれた

ニュースを聞いたか?
死体が歩いてるんだとよ...

あの音が聞こえるか?
あの音が聞こえるか?
指が地下を引っかくようなあの音を
あの音が聞こえるか?
ドアが閉まるあの音を?
自分の人生の全てと闘ってきたが
もう二度と闘えない

追いつかれた、なんてことだ
もうだめだ、おしまいだ

お前が見つけた何かから、どうやってお前は隠れたんだ?

あの音が聞こえるか?
引っかくようなあの音を
失われるか、見つけられるか、どっちが良いんだ?
お前は無視できない
喋れない
酒が飲めない
犯すことができない

追いつかれた、なんてことだ
もうだめだ、おしまいだ

牢獄がほしい、中に入れさせてくれ
俺はきちがい、お前がただ一人の目撃者

死なないなにかがある
本当は生きてるものも
俺は奴らを黙らして
ドアを閉める
だけど、もう、押しとどめることはできないんだ

追いつかれた、なんてことだ
もうだめだ、おしまいだ


2, The Tower /

真実の剣はもう一つの武器に過ぎない
あと一秒のために生かさせてくれ
私は女性を見た、彼女は花を抱えていた
血の赤色をしたバラの花束を
燃え盛る建築物から、男が彼の死に飛び移る
私は死のマンションの上に立っている
赤い墓ははるか頭上に

私は激怒する
空に向かってそびえる塔を見つめる
まばたきのしない赤い眼の下で

電波が曲り交差する
私はその上に立つ—失せろ!
頭上には黒いオベリスクと
私が背負う危機が
集めたんだ、私の心を引き裂いた心の幽霊を
見つけたんだ、置かれている全ての罠を
忘れたものの何もかもが
塔の下に

私は激怒する
空に向かってそびえる塔を見つめる
まばたきのしない赤い眼の下で

暴力は間近に
やったとしてもお前は馬鹿で
やらなくても—馬鹿だよ!
赤い眼をした、憎しみの暴君が
空から睨んでいる、とらわれの国
見逃すか、はずすべきだとしたら
世界中が消え去ってしまう
私は動かず、喋らず
重くて無慈悲な
コンクリートと鉄と、アンテナホイールの峰の下で

私は激怒する
空に向かってそびえる塔を見つめる
まばたきのしない赤い眼の下で


3, Brainless Wonder / 能無し思うに

昼飯が必要
今ほしい
昼飯が必要
俺のご飯はいつ?


4, Tired of Waiting / 待つのに疲れた

俺は疲れた、疲れた、待つのに疲れた

待つのに疲れた、ニュースを待つことに
待つのに疲れた、雲行きが良くなるのを待つことに
待つのに疲れた、お前の手紙を待つことに
待つのに疲れた、物事が良くなるのを待つことに

俺は疲れた、疲れた、待つのに疲れた

待つのに疲れた、電話を待つことに
待つのに疲れた、たった一人でここで待つことに
待つのに疲れた、新しいものを待つことに
待つのに疲れた、お前を待つことに

俺は疲れた、疲れた、待つのに疲れた

待つのに疲れた、並んで待つことに
待つのに疲れた、服が乾くのを待つことに
待つのに疲れた、このショーが始まるのを待つことに
俺は自分の船が入ってくるのを待つことに疲れたんだ
待つのに疲れた、バスを待つことに
待つのに疲れた、俺の靴が直るのを待つことに
待つのに疲れた、小切手を待つことに
待つのに疲れた、天候が変わるのを待つことに
待つのに疲れた、水が沸騰するのを待つことに
待つのに疲れた、絵が乾くのを待つことに
待つのに疲れた、サインを待つことに
待つのに疲れた、長い休暇を待つことに
待つのに疲れた、ダムが決壊するのを待つことに
待つのに疲れた、爆弾が落ちるのを待つことに
待つのに疲れた待つのに疲れた
終わりを待つことに疲れたんだ

俺は疲れた
好機を待つことと時間を潰すことは
紙一重だということに気付いたからね

どういう意味かわかるか?

疲れたってのが全てさ


5, Stocktaking / 棚卸し

欲しいものを手に入れてるか?
必要なものも手に入れてるか?
愛は神聖だって聞いたことあるけど
どこにも保障するなんて書かれてない

何が起こったか誰が決めるんだ?
誰が誰のために決めるんだ?
これは単なる狂った小さなゲームなのか?
それとも、ただの醜いちっぽけな戦争なのか?

お前はお決まりごとに病んで、疲れているのか?
それとも幸せ過ぎるの?
いつそんなに小さくなるの?
いつそんだけ余計になるの?
いつそんなに小さくなるの?
いつそんだけ余計になるの?


6, The End of All Things / 万事の終わり

お前だ
私だ
恐怖
恐怖に閉ざされる
我々だ
ここは何も見えない

全てが晴れた
水晶の輝き
恐怖
全てここに
痛みと恐れ
ここは何も見えない

天使が歌うのを聞くんだ
これが万事の終わり


7, Big Dick / 巨根

動物園の猿みたいに
お前は半分ゴリラ
それを手で激しくして
本当に硬くさせようとするときが
でっかい肉棒
失敗を覆い隠そうとして
お前の血はぶちまけられる
だからお前はそれをワインに浸して
困ったサインを作るのさ
おっきいモノ

巨根!はやくイッチャウ
巨根!はやくイッチャウ

お前は木に駆け上がる
叫ぼうとはしないけど
胸を叩きまくる
おっきな肉竿
お前がこぼした血の川は
泥水に変わったぞ
今はハエがブンブン飛び回ってる
うるさくさせんなよ

巨根!はやくイッチャウ
巨根!はやくイッチャウ

長くないよ
ダメでちっちゃいモノが過ぎ去るのは
長くないよ
ダメでちっちゃいモノが過ぎ去るのは

いまみんな火の周りに座ってるけど
父さんは疲れてる
悪酔いしたからね
彼のモノは疲れちゃったみたいだ
大きい肉芯

巨根!はやくイッチャウ
巨根!はやくイッチャウ


8, Two Lips,Two Lungs and One Tongue / 二つの唇と二つの肺、一つの舌

彼は挑戦し続けてた
彼は挑戦し続けてた
だけど彼にはわからなかった
なんで自分が泣くのを止められないのかを

どんなにたくさんの歌でも
二つの唇と二つの肺、一つの舌で歌われているに過ぎない

彼女は祈り続けた
彼女は祈り続けた
彼がわかってくれるように
彼女が言っていることを

どんなにたくさんの歌でも
二つの唇と二つの肺、一つの舌で歌われているに過ぎない

彼は夢を見続けていた
彼は夢を見続けていた
彼の考えていることが理解される日を

どんなにたくさんの歌でも
二つの唇と二つの肺、一つの舌で歌われているに過ぎない


9, Rags and Bones / ぼろきれと骨

キリストは十字架の上で結婚した
俺の親父は母さんと結婚した
そして俺は溝にある
シケモクと結婚する

ぼろきれと骨
みんな最後は一人なの?

白人よ、てめーは
ブルースをやり始めただけじゃねぇか
白人よ、てめーは
ブルースをやり始めただけじゃねぇか

ぼろきれと骨
みんな最後は一人なの?

獣が復活
全ての罪は許される
獣の腹の中で
俺は解き放たれよう
彼女が昇ったよ!キャプテン!
キャプテン!飛び込め!飛び込め!

もし俺が信じること、あるいは信じないことを
選べたとしても
俺が信じないことを選ぶのをお前は知っているな
もし俺が信じること、あるいは信じないことを
選べたとしても
俺が信じないことを選ぶのをお前は知っているな

ぼろきれと骨
みんな最後は一人なの?

俺が深遠な青い海の航海者になるなんてことを
だれが考えてるんだ?

どんなぼろきれと骨でも?

10, Oh No!Bruno! / なんてこったい!ブルーノ!

もっと徹夜しすぎろ
しすぎだけど、大丈夫
無駄にやれ、やれ
余計に、今一度やるんだ

過剰に、スタイニーズのために遊びまくれ
無駄に、金のために遊びまくれ
もっと、企むか黙るんだ
余りでも充分じゃないんだ
なんてこったい!ブルーノ!
余計でも充分じゃない

過剰に、ナイトクラブで強盗しまくれ
無駄に、酒のキャンペーンをやれ
もっと、急所に当てろ
余計に、もう一回やってみろ

もっと徹夜しすぎろ
しすぎだけど、大丈夫
余計に、でかい奴
余計でも充分じゃない

なんてこったい!ブルーノ!
余計でも充分じゃない

過剰に、逃げ場無し
余計に、お前は枠にはめられ
無駄に、警官が叩いているよ
もう、もうだめだ!

なんてこったい!ブルーノ!
余計でも充分じゃない

10...6のための20...6のための30...
おまえはくそだ!行っちまえ!

なんてこったい!ブルーノ!
無駄に、余計に、無性に、過剰に

11, All Lies / 全部嘘

嘘は、俺が使う言葉
お前が希望に上を見上げた時の
みんなが感じてるものの全ては
まやかしで、空想で
何が終わり?
俺がうそぶいた愛なのか?
呼んでいる、呼んでいる
そして俺は落ちていく、落ちていく
彼女は言う、私を祈って、祈ってよ
お前の見た全ての愛は、俺から来たものなんだよ
彼女は言う、私を祈って、祈ってよ
お前の見た全ての愛は、俺に帰ってくるんだよ
彼女は言う、わかった、わかった、わかった、わかった
彼女は言う、私を祈って、祈ってよ
祈って、祈ってよ、だけどそれは

全部嘘だったんだ、嘘八百さ、それは全部嘘さ
お前は失せて死ねよ
全部嘘だったんだ、嘘八百
それは全部嘘

嘘は、俺を照らしているお前の瞳のなかの
光と希望さ
俺の手と君の鎖を結びつけてくれよ
俺を自由にしてくれるはずさ
俺は歌っている、歌っている
そしてそれにしがみついている
俺が見た言葉は
俺を引きずりまわすだけ
そして俺は言う、俺を祈れ、祈るんだ
お前の見た全ての愛は、俺から来たものなんだよ
俺は言う、俺を祈れ、祈るんだ
お前の見た全ての愛は、俺に帰ってくるんだよ
俺は言う、わかった、わかった、わかった、わかった
俺は言う、俺を祈れ、祈るんだ
祈れ、祈れ、だけど

全部嘘だったんだ...

嘘は俺をお前のところに引っ張り出した
希望と鎖
希望と鎖の全ては
喜んでお前と共有しよう

雨が降る、注がれる
老人がいびきをかいている
雨が降る、注がれる
そして俺は落ちていく、落ちていく
彼は言う、俺を祈って、祈ってくれ
お前の見た全ての愛は、俺から来たものなんだよ
彼は言う、俺を祈って、祈ってくれ
お前の見た全ての愛は、俺に帰ってくるんだよ
彼は言う、わかった、わかった、わかった、わかった
彼は言う、私を祈って、祈ってくれ
祈って、祈ってくれ、だけどそれは

全部嘘だったんだ...

12, Life in Hell / 生き地獄

腫れた女性の中の愚かな女の子
君の乳房のためのなまくら刀だよ
握手するための悪魔の手だよ
他がどうしようとしてるか観察するんだ

地獄
生き地獄

君の恋愛傾向によって
彼を構えさせてしまった
君の内なる太陽の子宮頚部の上で
彼の起立した銃を仕込むんだ

地獄
生き地獄

君は痛みを判別できないのかい?
赤い爪に赤っ恥

女、一つの完全な世界
君の心臓は起きていて、心は眠ってる
狡賢い日に焼けた蛇のねぐらを作るために
君は内なる太陽を散らばせる

どっちが強く燃えるかな?
俺には言えない
輝く太陽?
地獄の火?

地獄
生き地獄

13, I am Wrong / 俺は間違い

俺は何を知っているのか知っている
俺はヒーローじゃない
はいと言え、いいえと言え
来るな、近寄るな
間違い

強くなれ、強くなれ
全部間違うな
待つな戸惑うな
気をつけろ、気をつけろ
間違い

俺は間違い

最高の気分だ、祝おうじゃないか
晴れた日だよ、踊って遊ぼう
恐れるな、愛はここに
恐れるな、愛は...

まっすぐに、嘘をつくな
言うな、なぜなのか言うな
俺は何を知っているのか知っている
俺はヒーローじゃない
間違い

俺は間違い

最高の気分だ、祝おうじゃないか
晴れた日だよ、踊って遊ぼう
恐れるな、愛はここに
恐れるな、愛は間違い...

俺の応接間に踏み込んで
クモに飛べと言う
みんな愛を共有できた
死ぬことのない愛を

俺は何を知っているのか知っている
俺はヒーローじゃない
待つな戸惑うな
強く
間違いへ

俺は間違い

「二つの正解は間違いを作る」

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